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Amazonと楽天の差、利用状況でみると結構大きい!?

まだまだ暑い日が続きますが、街を歩いていると早くも秋冬物の洋服が並んでいるのを見かけます。夏物の服が並んでいるのを見慣れた目には、深めな色のジャケットやジャンパーなどが並んだショウウィンドウは新鮮に映ります。その上、更にミーハーという性格を持ち合わせたSydはついついお店に入ってしまい、まだお盆前だというのに秋冬物のジーンズや靴を買ってしまいました・・・世間では「ニッパチ」と言われお店の売上が下がる8月ですが、洋服好きには全く関係なく物欲全開の季節です。

さて、今回は日本を代表する2つのショッピングサイト、楽天市場(rakuten.co.jp)とアマゾン(amazon.co.jp)の利用状況を比較したいと思います。今まで「ユーザー数」という視点から比較したことはあったのですが、今回はそれに加えてページビューや滞在時間など他のインターネット基本指標でも比較してみます。

2006年6月の月間ユーザー数を比較すると、楽天はアマゾンよりも2割程度多くなっています。しかし、月間ページビューでは楽天はアマゾンの5倍以上の規模になっています。このアンバランスさはどこから来ているのでしょう?ユーザー1人当たりの利用状況を比較しながら明らかにしてみたいと思います。

まず、アマゾンの平均PVは27.3です。これは、接続サービス中心の中堅ISPよりも多いものの、ポータルや大手ISPよりも少ない数字になっています。これに対して楽天の平均PVは125.8、これはyahoo.co.jp、google.co.jpに次いで3番目に大きい値です。また、平均滞在時間でみても楽天はアマゾンの約4倍、平均接触回数(フリークエンシー)では1.7倍になっています。アマゾンと比較して、楽天は平均PVも平均滞在時間も平均接触回数(フリークエンシー)も高くなっています。この各ユーザーの利用状況(ロイヤリティといっても良いかもしれませんが)の差が、月間ユーザー数での差と月間PVの差のアンバランスの元になっていると考えられます。

ただし、楽天とアマゾンでは扱っている商品が異なります。そのため、必ずしもこの「ユーザーの利用状況の差」が「サイトの販売力の差」となっているとは限りません。残念ながらアマゾンは日本での詳細な売上などのデータを発表していないので、「利用状況」と「販売力」の差を評価することが出来ません。本当はこの辺りまで踏み込むことが出来ればもっと面白いのですが・・・またデータが見つかったら詳細に分析してみようと思います。

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by crazyfujiyama | 2006-08-11 17:00 | その他個別サービス市場
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