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アフィリエイト広告市場はリスティングの半分くらいの規模らしいっす

前回このブログで触れた村上龍の「盾・シールド」について皆さんがどのような感想を持たれたか調べようと思い、googleで「村上龍 盾」で検索したところ6,540件ヒットしました。その中には、本屋さんや出版社、新聞やテレビ局のサイトや2ちゃんねるに加えて、非常に多くのブログサイトが含まれています。それらのブログには、読まれた方の「盾」についてのイメージやご意見などが書かれていて大変参考になりました。この「盾」はSydが久し振りに読んだベストセラーなのですが、こうして多くの方の感想を参考にさせて頂くことが出来るのがベストセラーの楽しみ方のひとつだと今回気が付きました。これもネット時代ならではのことでしょう。

それらのブログの中で、「アフィリエイト」と呼ばれているサービスを利用しているものがかなりあった事にSydは驚きました。矢野経済研究所によれば、2005年のアフィリエイト広告市場は314億円という規模でした。これは、電通発表の検索連動広告(リスティング広告に当たると思います)の約半分、あるいはネット広告市場全体の約1割を占める規模です。Sydは先に矢野経済研究所のデータを見ていたので「大きすぎるのでは?」と思ったのですが、実際の利用状況を見ると「もしかしたらこの位の規模かも」と思いました。そういえば、総務省の発表によれば2006年3月末時点のブログ登録数は868万でした。単純に314億円をこの868万登録で割ると、1登録当たりでは約3,600円になります。ブログに加えてショッピングサイトでもこの「アフィリエイトサービス」は展開されているので、このくらいならあるかも、という気になりませんか?

このアフィリエイト広告、市場規模全体の約20%(2005年)が携帯電話向けだと推測されています。しかも、この携帯電話向けアフィリエイト広告はPC向けを上回るスピードで伸びています。これについては、メールくらいしかモバイルインターネットサービスを利用しないSydにはあまり実感として感じられません。以前このブログで、「2006年3月のネット広告関連のプレスリリースの多くが携帯電話向けアフィリエイトについて」だと指摘しましたが、この背景には既に急速に伸びている市場があったようです。勉強不足でした・・・

矢野経済研究所の予測では、アフィリエイト広告市場は再来年(2008年)には1,000億円を越える規模になるそうです。この時点でネット広告市場全体がどの程度になるのかは良く分かりませんが、アフィリエイトがかなりの比率を占めることは確かだと思われます。まだまだネット広告市場は活発に動きそうです。

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by crazyfujiyama | 2006-05-09 13:18 | ネット広告関連
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